こんにちは、はぎわら不動産㈱の萩原です。
鈴鹿市を中心に、不動産売却や、土地購入・住宅購入などのサポートを専門に行っています。
前回は、建物強度を考えて検討することの大切さをお伝えしました。今回は、購入後に長く住み続けられる家かを考えることの重要性をお伝えします。
中古住宅には寿命が短いものが多くある
日本の住宅の平均寿命は30年から40年と言われ、欧米と比べると耐用年数が短いと言われています。近年は耐震強度や耐久性の向上が求められるようになり、200年住宅構想が進み長期優良住宅やその基準に近い住宅が普及してきているので、耐用年数は大幅に向上しています。
日本は湿気が多いことと、台風や地震が多いことが特徴です。20年程前までの寿命が短い住宅は、この対策が不十分なので、雨漏りや湿気で歪んできたり、シロアリやカビなどに浸食されてしまうのです。
近年、住宅の品質が向上した要素としてはいくつかありますが、屋根、外壁材の質の向上(防水対策)、べた基礎(強度、湿気、シロアリ対策)、通気工法とペアガラス(結露、カビ対策)が普及して当たり前になってきたことが大きいと思います。特にべた基礎は、基礎の強度がとても上がったことと、シロアリが床下に住みにくくなり被害が激減することで耐久性が向上するので、とても重要だと感じます。
耐久性のある住宅を選択することが大切
このように考えていくと、Aさん家族が購入を希望していた古い中古一戸建ては寿命が短く耐久性の低い住宅である可能性が高いでしょう。購入して10年~20年後には、大規模なリフォーム工事や、建て替えが必要になってしまいます。
不動産売買では、価格が安い、内装がリフォームされているので大丈夫といった情報に惑わされず「この家は一生住み続けられるか」との長期的な視点で考え、耐久性をしっかり確認することがとても大切です。
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