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現金購入よりも住宅ローン控除を利用した方がお得?
こんにちは、はぎわら不動産㈱の萩原です。
鈴鹿市を中心に、土地売却・空き家売却・中古住宅売却など、不動産売却のサポートを専門に行っています。
今回は、住宅を現金で購入するよりも、住宅ローン控除を利用した方がお得かどうかについてお伝えします。
低金利のため控除率よりも住宅ローン金利の方が低い
住宅を購入する方のほどんどが住宅ローンを利用していると思いますが、この中に実は現金で購入できるのにあえて住宅ローンを利用している方がいます。
その理由は、住宅ローン控除で所得税や住民税の減税措置があり、住宅ローンの利用で発生する費用よりも、減税措置で減税される金額の方が高いからです。
住宅ローン控除は年末の残債額の0.7%の金額を所得税から引けるというものです。借入金額の上限と控除限度額が決められており、環境にやさしい住宅は高く一般的な住宅の場合は低く設定されています。
年収が多く所得税をたくさん払っている方で、自己資金もある方はどちらがお得かを計算して決めることが可能です。
以前は住宅ローンの控除率残債額の1%で期間が10年間でしたが住宅ローンの金利が高かったので現金購入の方がお得でした。
しかし最近は住宅ローンの金利がどんどん下がって今では変動金利で0.4%ほどで借りることが可能です。今年から控除率が0.7%になりましたが、期間が13年間に伸びたので控除される税金の総額はあまり変わらないと言えるでしょう。
注意が必要なのは、住宅ローン控除枠がたくさんあっても、それ以上に所得税や住民税を13年間たくさん払う予定の方でなければお得にはなりません。
そして、住宅ローンの金利支払い総額の他に、融資手数料や抵当権設定費用などの諸経費も足して計算することも大切です。銀行によって、融資手数料を2.2%にしているところと、保証料を約2%(借入期間によって変化する)に設定しているところがありますが、保証料の場合は繰り上げ返済をすると借入期間短縮分は戻ってくるので、融資手数料形式の銀行よりも保証料形式の銀行の方がお得です。
借入金額2000万円、借入期間35年、金利0.4%で借りて13年間(住民税を入れると14年後)住宅ローンを利用する場合と現金で購入した場合を比較すると約120万円ほど住宅ローンを利用して購入し、控除利用後に一括返済するほうがお得になることが分かりました。
イメージだけでどちらがお得になるのかを決めるのではなく、借入額、利息、所得税の額、住民税の額などご自身の条件を確認して具体的にシュミレーションすることが大切です。
住宅を現金で購入できる方でしかも多くの所得税控除を受けれる方は一部のお金持ちしかいないので自分には関係ないと思いがちですが、住宅ローンを利用する方はご自身がどのくらい住宅ローン控除の恩恵を得られるのかを計算してみるのも良いでしょう。利息の額が分かったり、金利との関係が分かったりして変動金利や固定金利選びにもつながると思います。
~鈴鹿市で土地売却・空き家売却、中古住宅売却をご検討の方は、はぎわら不動産㈱へお気軽にお問い合わせください~