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田舎では実際の価値と売れる価格との差が大きい場合がある
こんにちは、はぎわら不動産㈱の萩原です。
鈴鹿市を中心に、土地売却・空き家売却・中古住宅売却など、不動産売却のサポートを専門に行っています。
今回は、田舎では実際の価値と売れる価格との差が大きい場合があることについてお伝えします。
流動性が著しく低い場合は価値があっても売れない
先日、価格査定を依頼された中古住宅で、広い敷地に立派な建物と倉庫やカーポートもあり、それなりの価値のある案件がありました。
土地の価値については地域によって相場があり、田舎では評価が低くなりますが、建物については質の高い建物で大きいものになるとそれなりの価値があります。
土地建物の査定を依頼された場合、一般的には不動産流通機構の価格査定マニュアルを利用します。この価格査定マニュアルでは、土地は近隣の取引事例を基に、建物は各地域の建築標準単価を基に築年数等を考慮して現在の価値を算出します。
その他、路線価や固定資産税評価額も価格査定の根拠として利用されます。
この査定価格で算出された価格に流動性比率を加味して実際に売れそうな価格を算出するのですが、田舎ほど需要が少ないので不動産の価値と実際に売れる価値との間に大きな差が出てきます。
今回の案件では、土地が広く、建物は鉄筋コンクリート造、離れ+倉庫も大きく、不動産の評価としては価値があったのですが、高額になればなるほど田舎でそれだけのお金を払って購入する人がいるのかなという感じで実際に売れそうな査定価格の算出が難しいなと感じました。
とても田舎、市街化調整区域、土地か広い、建物が多い、建物が豪華など、一般的な街の条件との違いが多いほど、中古住宅の価値と実際の売れる価格との差が大きくなるような気がします。
所有者としては財産価値が分かっているので、高く売りたいとの気持ちがあると思いますが、流動性が低い地域では、特殊な条件が重なれば重なるほど、実際に売れる金額は下がっていくので、そのことを踏まえて売却計画を考えることをお勧めします。
~鈴鹿市で土地売却・空き家売却、中古住宅売却をご検討の方は、はぎわら不動産㈱へお気軽にお問い合わせください~