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売却について

不動産売却は面倒な割にお金が残らないことがある

こんにちは、はぎわら不動産㈱の萩原です。

鈴鹿市を中心に、土地売却・空き家売却・中古住宅売却など、不動産売却のサポートを専門に行っています。

今回は、不動産を売却してもほとんどお金が残らないケースについてお伝えします。

煩雑な手続きと費用、リスク、税金、保険料などで手元にはわずかしか残らない

不動産は、財産なので売却すればお金に代わると期待される方も多いのですが、手続きが多いわりに思っているよりも手元にお金が残らないケースがあります。

手元にお金が残らないケースの理由はいくつかあります。

〇売却価格が低い

そもそも需要が少なくて高い金額で売却できない不動産の場合は手元にお金が残りません

〇境界確定が必要

隣地との境界が確定していない場合は境界確定手続きが必要となります。この手続きは土地家屋調査士に依頼しますが、土地が広かったり複雑だと費用がかさみます。

〇建物の解体が必要

建物が古くて利用できない場合は解体費用が必要となります。売却経費の中でもっとも負担の多い費用です。中古住宅の場合は、「建物が利用できるかそうでないか」は最も重要な要素です。

〇税金

売却益は譲渡所得税として20.315%の税金がかかります。購入時の売買契約書が残っていない場合は、売却価格の5%しか取得費として認められないので税金で20%ほどお金が失われます。

〇国民健康保険料

社会保険ではなく国民健康保険の方は、翌年の国民健康保険料が上がります。保険料計算は全ての所得を合算して計算します。不動産売却はまとまったお金が所得になるので、知らない方にとっては想定外の出費になります。最高で月々約7万円になります。

〇その他

遺産分割協議がまとまっていない、隣接地が所有者不明土地、越境物があり解消する必要がある等、売却するときの足かせになる要素があればそれを解消するために費用が発生します。

上記のような要素が多ければ多いほど手元にはお金が残らないことになり、近年ではマイナスになるケースも見られます。

不動産=売ればまとまったお金が手に入ると思って検討される方が多いようですが、現実はそれほど残らないことが多いようです。

 

手続きについては、宅建業者を探して売却を依頼しますが、自らが売主となって手続きを行うので思っている以上に手間がかかります。

宅建業者は買主を見つけてくれたり、契約書や重要事項説明書などの作成はしてくれますが、売却方法を決めたり、売れるまでの管理や、境界確定手続き、解体工事など、宅建業者のサポートを受けながらも、自らが行う必要があります。

売却してお金に換えるだけのイメージで、宅建業者に全部任せておけば大丈夫と思いがちですが、自らが売主として契約当事者になるので、契約期日までに終わらなかったり、思っていたように進まず不完全履行となった場合は、その責任は自らが負うことになるので思っている以上にリスクもあります。

 

手続きが煩雑な割に責任が大きく、必要経費等の支出が多くて結局手元にそんなにお金が残らないのならば、宅建業者へ直接買い取ってもらう方法もあります。

トータルコストや時間、手間を考えるとその方が楽な場合もありますので高く売ることだけにとらわれずに検討してみると良いでしょう。

 

~鈴鹿市で土地売却・空き家売却、中古住宅売却をご検討の方は、はぎわら不動産㈱へお気軽にお問い合わせください~

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