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コラム

購入申込書が重なった場合は1番手が最優先ではない

購入申込について

こんにちは、はぎわら不動産㈱の萩原です。

鈴鹿市で土地や住宅などの不動産売買・不動産売却のサポートを専門に行っています。

今回は、不動産を購入するときに購入申し込みが重なった場合についてお伝えします。

申し込みが重なった場合は1番手が必ず契約できるわけではない

不動産を購入するときに欲しい物件が決まったら、売主に対して購入申込書や買付証明書を提出しますが、この時に他のお客さんと重なることがあります。この場合、契約できなければまた違う物件を1から探す必要があるのでとても大変です。

自分たちが欲しいと考える物件を、同じように他のお客さんも欲しいと考え、丁度重なってしまったときは一般的には早く購入申込書を送った方が1番手として契約できる権利をもらえることが多いようです。

都会の新築住宅販売や仲介営業をやっていた時には、よく申し込みが重なることがあり、急いで購入申込書をFAXで送っていた経験があります。本当に少しの時間差でお客さんの大切な住まいが変わってしまうので緊張感をもって業務を行っていました。

しかし、業者が売主の場合も、個人の方が売主の場合も、実はこの購入申込書の順番がそれほど確定的なものではないことを知っておくとよいでしょう。

購入申込について

購入申込書が重なった場合に、最終的にどのお客さんと売買契約を締結するのかを決めるのは売主です。仲介で売却するときには勘違いされやすいのですが、仲介業務を行っている宅建業者がお客さんを決める権利はありません。担当者の報告や説明を聞いてあくまでも売主が「このお客さんへ売ります。」と最終決定することになります。買主と売買契約を締結するのは宅建業者ではなく売主だからです。

売主は1番手のお客さんよりも2番手のお客さんの購入希望額が高ければ2番手のお客さんと契約するでしょうし、早くお金が欲しい場合は住宅ローンを利用しないで現金で支払ってくれるお客さんを優先します。その他、後々トラブルになりそうなお客さんも困るので、安全に取引をしたいと考えればそのような視点でお客さんを選択すると思われます。

実際には宅建業者の担当者が総合的に判断をして売主にアドバイスをするケースが多いと思われますが、業者の中でも順番を優先する担当者もいます。

売主として不動産売却を検討している方や、売却中の方は、あくまでも売買契約を締結する相手は自分が最終的に決定するという自覚を持ち、購入申込書が重なった場合は、売買価格だけではなく、条件や信頼できる買主なのかなどの視点も入れて総合的に判断するようにしましょう。

購入者として物件を探している方は、購入物件が決まったらすぐに申込書を送付することはもちろん大切ですが、もし重なった場合は、順番にこだわらずに売主に選んでもらえるように誠実に対応するようにしましょう。2番手で申し込みをした場合でもあきらめずに1番手よりも良い条件を出せば契約できる可能性があることを認識してその努力をするようにすると良いでしょう。

 

~鈴鹿市で土地売却・空き家売却、中古住宅売却をご検討の方は、はぎわら不動産㈱へお気軽にお問い合わせください~

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