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住宅購入では強度や耐久性を考える
こんにちは、はぎわら不動産㈱の萩原です。
鈴鹿市を中心に、不動産売却や、土地購入・住宅購入などのサポートを専門に行っています。
今回は、住宅購入では安心して住み続けられる家かを考えることの重要性をお伝えします。
大切な家族を守るための強度や耐久性があるかを考える
住宅は購入したら簡単に買い替えることは出来ないので、皆さんじっくり検討しますが、価格や間取り、環境や日当たりなど、考える要素が多すぎて大事な部分が抜け落ちたり、優先順位が間違っていたりすることがあります。
住宅は家族を守るためのものでなければなりません。過去の震災では建物の倒壊により多くの死傷者がでました。建物は見た目がきれいになっていたらしっかりしているように感じますが、実際の強度は建築方法で大きく異なりますので注意が必要です。南海トラフ地震が発生すると言われている東海地方では、いざという時に家族の安全を守れる強度のある住宅を選択することが大切です。
最近は若い世帯の年収が上がらないこともあり、古い住宅を自分たち好みにリノベーションすることが流行っているようです。新築住宅を購入するよりも、低コストで好みに合わせた空間を創れることが理由のようですが、目先のメリットだけを見ていると危険です。
日本の住宅の平均寿命は30年から40年と言われ、欧米と比べると耐用年数が短いと言われています。
日本は湿気が多いことと、台風や地震が多いことが特徴です。20年程前までの寿命が短い住宅は、この対策が不十分なので、雨漏りや湿気で歪んできたり、シロアリやカビなどに浸食されてしまうのです。
近年は耐震強度や耐久性の向上が求められるようになり、200年住宅構想が進み長期優良住宅やその基準に近い住宅が普及してきているので、耐用年数は大幅に向上しています。
住宅の品質が向上した要素としてはいくつかありますが、屋根、外壁材の質の向上(防水対策)、べた基礎(強度、湿気、シロアリ対策)、通気工法とペアガラス(結露、カビ対策)が普及して当たり前になってきたことが大きいと思います。
特にべた基礎は、基礎の強度がとても上がったことと、シロアリが床下に住みにくくなり被害が激減することで耐久性が向上するので、とても重要だと感じます。
内装のリノベーションでは基本構造は改善しない
中古住宅を購入するときには自分たちが生きている間は安心して住める強度と耐久性があるかをしっかり確認しましょう。
基本構造部分が弱い住宅の場合は、低コストでリノベーションが可能な建物でも、購入して20年後には基礎構造部分が腐食して、建て替えが必要になってしまいます。そうなると想定外の出費となってしまいます。
住宅購入では、価格が安い、リノベーションすれば奇麗になる(新築のようになる)といった情報に惑わされず「この家は安心して一生住み続けられるか」との長期的な視点で考え、強度と耐久性をしっかり確認することがとても大切です。